接地の仕方で走り方は変わるのか?

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足部接地パターンがランニングにおける
推進特性に及ぼす影響

Effect of Foot Strike Pattern on Propulsion in Running

肥田 直人  石井 慎一郎  山本 澄子

Rigakuryoho Kagaku 31(6): 815–818, 2016. Submitted May 16, 2016. Accepted Jul. 8, 2016.


フォアフット(前足部)での接地と、リアフット(後足部)での接地で何が違うのか?を調べた研究です。

健康な男女18名がそれぞれの接地方法でランニングを行い、その際の動作解析を行うとともに床反力(地面にどう力が伝わっているか)を解析しています。


重心移動の様子について、よくランニングは「バネ」、歩行は「振り子」と言われます。ランニングは両足が浮くフェーズがあり、バネのように弾む動きです。一方、歩行は両足が接地しているフェーズがあり、振り子のように重心が移動します。

今回の実験結果からは、前足部接地でも後足接部地でも、「はずむボール」のような重心移動様式となりました。
しかしながら、前足部接地と後足部接地では、重心を前方に移動するための推進特性が異なることが明らかになりました。


後足部接地では、接地の衝撃を利用して、足を地面についている期間に大きく前進する特性が見られました。

後足部接地では、足を地面についてから、まず地面に対して垂直な力が生じます。
これによって重心を持ち上げるような力が生じるとともに、体が前に倒れそうになるのを抑制しているようです。

体が前に倒れそうになるのを抑え重心が下がりきるまでの時間を長くすることで、弾む距離は短くなりますが、この期間に大きく重心を前方移動させているのでは、と考察されています(上の画像左)。


前足部接地では、前方へ飛び跳ねるように、滞空時間を長くして前方へ進む特性が見られました。

前足部接地では着地時の衝撃が少なく、地面に足をついてから、体を倒すように重心が前方移動します。
その後、地面へ伝達する力を大きくし、地面を強く蹴るようにして、重心を大きく前方へ移動させているようです。

結果、上の画像右のように、ボールが大きく前に弾むような動きになっているのでは、と考察されています。


それぞれの接地方法では、推進特性が異なることから、それぞれの特性をしっかり考慮してランニングフォームを見ていかないとですネ〜。

登りはこの方がいいのでは?下りはこうしたらどうだろう?
いろいろ試してみたくなってしまう笑。

インソールに関しても、思い当たるところがありました!

気になる方は、お近くのTAKEfootWorksまで!笑

respect

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